渓谷の氷壁
日本百名山の一つ、両神山を源にする尾の内渓谷。
そこに幅100m、高さ30mほどの氷壁、氷柱があることを聞いた。
つり橋から見てみると、下に淵が見えた。
現地には、10数人の見物客がいたが、だれも淵には下りていなかった。
その淵へは、上の写真の左下から行けそうだったので、
凍結に気を付けながら下りてみた。
淵を眺めながら、いろいろと妄想したり(笑)、写真を撮ったり。
ふと振り返ると、だれもいなかった淵の付近には、5,6人の方達が下りて来ていた。
どうやら私が下りたことで、そこまで行けると分かったようだった。
「気を付けて進んで下さい。」
と、いつの間にか”安全誘導係り”になっていた。(笑)
(淵までの細道は、日によっては凍結が進み、危険な場合がありそうなので要注意。)
冬場は、-15℃にもなると言うこの地。
氷壁、氷柱は、自然に出来たものではなくて地元の方達の苦労によって、
作られたものらしい。
崖上部に穴の開いたパイプを通し散水して凍らせたものなのだ。
急峻な崖にパイプを通す作業や維持管理など、かなり大変だろうと思う。
作られた方達の熱い思い、苦労が感じられた。
それにしても、ここは冷蔵庫の中にいるような雰囲気だった。
帰り道、氷壁のある寒地から寄ったせいなのか、
本流(CR)はそれ程寒く感じなかったなぁ。(笑)
関係者の方達のご苦労で運営されているこのCR区間。
今冬はお陰様で、川の釣りを楽しむことができた。
風がほとんど無い日の川に太陽の光が透過する。
泳ぎたくなる雰囲気だった。(笑)
あなたにおススメの記事
関連記事